母の様子を見に行った

 病室を覗いてみると今、食事が来た所だった。
食欲も出てきたようで出された食事は完食。
背中の痛みはまだあるようだけど、少し歩けるように
なったのでちょっと安心。
本人もリハビリを頑張っているらしく、 「早よ、 
歩けるようになりたい」という。  とても前向きだ。
こういう所は見習わなければと思う。
帰る時間になったので「帰るよ」と言うと「うん、
分かった」と言いはするがすぐに「帰らんでも
ええじゃ」と言う。
やれやれ、寂しいのは分かるけど、宥めて帰るのは大変
だった。後ろ髪を引かれるって感じ。
歳とともに子供に返って行くんだなぁ〜と思ったら、
なんだか、悲しくなってきた。